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現在の金沢中心部は、藩制時代に形作られた道路や用水が残り、城下町の面影を残しながら、その上に町並を積み重ね形成されて参りました。市内を歩くと、その時々の町の歴史を思い出させる町並みが残り、金沢の大きな魅力となっております。私たちが裏通りを歩いていると、ふとノスタルジアに浸るような、そんなすてきな通りを見つけることがあり、この物語のような町並みを、新たなページを加えつつ後世に受け継いでいかなければならないと思うのであります。
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こうした背景を受け、本市ではこの4月より都市計画による高度地区指定を行い、建築物の高さを制限することで、良好な都市環境を創出することとし、パブリックコメントや住民説明会を開催して参りました。工業区域の一部を除き市街化区域全体に指定をかけることで、調和の取れた居住環境と景観が創出されることに期待をかけるものであります。
ところで、高度地区指定では、従前の高さを越えない建築物の建て替えに関しては、特例措置として高さ制限を適用しないこととなっております。しかし、住民の方の中には「ほんなら私ん家は、いつまでたっても隣の建物の影ねんね。」という残念そうな声も聞かれまして、現在建っている建築物の既得権を保護することは当然としても、建て替え時にも、その既得権を保護することは、住民間に不公平感を産むのではないかと懸念されます。また、周りの高さが統一されていく中で、一つだけポツンと頭が出ている景観は、より一層金沢の風景を阻害することも心配されます。
しかし、仮に既得権を認めないとなると、財産価値の低減や建築計画の問題等でかえって建て替えが進まず、建築物が老朽化し、その安全性や都市環境が悪化することが考えらます。特に分譲型の集合住宅においては、所有者の皆さんが、それぞれ床面積を購入しており、高さを制限することは非常に困難であります。
そこで、大変乱暴な考え方ではありますが、公平で、統一した都市空間形成のために、分譲型の集合住宅に対し高さ制限を上回る床を市が支援などをすることで、特例措置を認めないこととしてはいかがでしょうか。
市長の御所見をお伺いいたします。
2.金沢市の景観(金沢市景観計画について)
次に、金沢市景観計画についてお伺いいたします。
今議会において、金沢市における美しい景観のまちづくりに関する条例が上程されました。この条例では、本市における美しい景観のまちづくりについて、基本理念を定め、市と市民及び事業者の責務を明らかにするとともに、景観法に基づく施策や基本事項等を定めて、美しい景観まちづくりを総合的に推進することが謳われております。
これを受けて、「金沢市景観計画」が策定され、細かく景観形成基準が示されました。しかし、どこまでが法的拘束力を伴う義務で、どこからが法的拘束力をもたない努力義務なのかがわかりにくくなっておりますので、先ずはこの景観形成基準のうち、何が法的拘束力を伴うのかをお聞かせ下さい。
現在の計画案では、まちなかの住宅に関してかなり景観への配慮が求められております。金沢の美しいまちなみを発展させるためには、市民の皆さん自らがまちづくりの主体として、景観まちづくりの重要性を認識し、理解を深め、協力をいただかなくてはなりませんが、それが経済的負担になることによってまちなかに家を建てづらくなることは避けなければなりません。
景色をつくるのは、建築物でありますが、まちをつくっているのも、まちの伝統を守っているのも、その町に住む人々でありますから、家を建て替えても、代々住み続けていけることがなによりも大切なのであります。
皆さんが守るべき目標(規制)を定めて景観を保全することも必要でありますが、本市の景観に関する取り組みが大きく前進しようとしている今、市民や事業者が景観の保全に協力しやすい支援や、積極的に取り組める施策を行うことも大切なことだと思うのであります。
今までもまちなかの定住と景観を守るために様々な支援が講じられてまいりましたが、新しい景観のルールに対応するように、この際見直しも必要かと考えますがいかがでしょうか。御所見をお伺いいたします。
とにかく、建物の外観に関して事細かくルールが決められているのだけれども、当の住人(その地区に住んでいる方々)は、ほとんどなにも知らないままで、計画決定がされようとています。
市に対しては、住民説明の徹底と、費用負担が発生する場合は、支援もあわせて行うべきであることをこれからも強く申し入れて参ります。
3.金沢市の景観(景観と環境について)
次は、ふたたび景観と環境についてであります。
最近、テレビや雑誌によく金沢のまちが取り上げられておりますが、卯辰山からまちなかを映した風景は、「金沢」と言われる前に、「あっ金沢うつっとる」と気付かせる雰囲気を持っており、特段なにを映したわけでもなく金沢だと伝えている屋上景観は、まさに本市の残すべき宝であると存じます。
ところで、本市では本年も引き続き家庭用太陽光発設備に対する助成を行うこととしております。いずれ向かえるであろう資源枯渇の問題を乗り越えるためにも、再生可能エネルギーの技術革新は待ったなしの課題であり、毎日のように国の新たな政策が発表されておりまして、設備が広く利用されることによりわが国の技術向上が期待されるものであります。
一方、本市のまちなか景観の観点に目を転じてみますと、屋根の上に発電装置がピカピカと光る景観は金沢らしい屋上景観を壊すのではないかと懸念されます。景観の救世主のように言われております瓦型のソーラーパネルも金沢の人が屋根瓦と聞いてイメージするものとは大きく異なっておりまして、様々な施策で屋上景観を守っている本市でありますから、この太陽光発電設備に関する本市の支援も、単にそれぞれの家庭用の発電装置を支援するのではなく、一ひねりも二ひねりも加えた、本市らしい支援策にしてはいかがかと考えるのであります。
![]() ![]() ドイツ エコ住宅推進地域 |
例えば、個々の家庭への普及をはかるよりも、市が所有する未利用地で景観を阻害しない場所に、集中して発電装置を設置し、景観保全地区において家庭用太陽光発電装置を設置したい人は、その集積場所の太陽光発電装置を購入し、その発電分を自宅の電気料金から引いてもらうなど、本市の景観を壊すことなく、新エネルギー施策に参加できるような取り組みを行ってはいかがでしょうか。先の議会においても、メガソーラーを誘致する提案をさせていただきましたが、折しも、電力事業連合会が10年間に30箇所程度のメガソーラー発電施設を設置することが報告されており、国の理解を得ながらこれらの事業と連携を組むことで可能性が生まれると考えます。
例えばドイツでは、景観保全地域における個々の家庭のエコな取り組みとして、緑を取り入れたまちづくりを行っており、見た目にも美しいエコな取り組みをしておりました。
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この様に、景観を守りつつ環境支援を行うことができるような施策を模索してはいかがかと考えますが、屋上景観についての市長のお考えをお聞かせ下さい。また、本市にふさわしい景観と環境の連携について御所見をお伺いいたします。
![]() ![]() ドイツ 歴史景観 |
しかし、「太陽光発電装置の支援=個々の家庭への太陽光発電装置の設置でいいのか?」と問われれば、「それが相応しい地域もあれば、それが馴染まない地域もある。」と申し上げているのです。
質問中でも申し上げているとおり、今までも本市は、市民の皆さんに対して景観を守るために、様々な規制をもうけ協力をお願いして参りました。また、景観保全の為の支援策も設けております。電柱の地中化等にも費用を使い、屋上景観の魅力UPを進めているところでありますし、山出市長も「伝統的な景観を保存すべき地域では太陽光発電設備の設置は慎重であるべき。」と答弁をされました。
であるならば、この金沢市において「家庭用の太陽光発電設備に5万円の助成」というような支援の仕方が相応しいのか? もっと金沢に相応しい支援の仕方があるのではないだろうか?」
こう考えるのは、金沢市議会議員として、私は当然のことだと思いますし、再生可能エネルギーの技術革新が大切だからこそ、本市においても末永く支援できる施策を考えなければならないと思うのです。
私の提案は、電力の買い取り等で、現在は法的に難しいということは理解しております。他の支援をするにしても、法律の問題等があるのかもしれません。だからこそ、「知恵を絞り、汗をかかなくてはいけない。」私は、こう思うのでありますし、よろこんで知恵を絞り汗をかきたいと思っております。
「国がやらねば地方がやる。」市長は提案理由説明の中でこのようにおっしゃいました。時には「国がやっても地方はやらん。」地方は地方らしくやらせてもらう。こんな気概をもって、10年後に後悔することのないような、再生利用エネルギーの推進支援策をこれからも提案していきたいと存じます。
4.金沢市の景観(総合治水対策)
次に、総合治水対策についてお伺いいたします。
近年、全国各地で局所的なゲリラ豪雨による水害が数多く発生しており、これに備えることは本市においても喫緊の課題であります。 昨年7月には、浅野川上流域に3時間で251ミリの豪雨が降り、上流域や中流域での河川氾濫や土砂災害により、大きな被害がもたらされました。まずは、避難生活を続けていらっしゃる皆さんが、一日も早く安心して帰宅できますこと、あわせて、一日も早い本復旧を願うものでありますが、今後の災害復旧事業の見通しについてお聞かせください。
今回、担当局長から本年度秋までに完全復旧することが報告されました。
避難生活を続けていらっしゃる皆さんが、一日も早く安心して帰宅できますこと、あわせて、一日も早い本復旧を願うものであります。
ところで、このゲリラ豪雨による水害の要因は色々と考えられております。その一つとして、農地の一部が耕作放棄地となっていることや里山の荒廃により保水機能が低下していることが指摘されており、さらには、都市化に伴う雨水流出量の増大が、大きな要因として挙げられております。そこでこれらに対処するため、河川や水路の整備促進に加え、流域対策や土地利用対策などからなる総合的な治水対策が求められております。
そのような中、今議会において「金沢市総合治水対策の推進に関する条例」が上程されておりますが、本市の条例において、さすが金沢の知恵という特筆すべき点についてお聞かせください。
また、先般「内水管理強化検討委員会」より、河川と水路の合流点付近の安全に資する強化策を含んだ提言書が提出されました。加えて、普段は私達の目に憩いをあたえております用水は、雨が降った時には、雨水幹線としての重要な機能を持つものでありますから、河川・水路・まちなかの用水を含む内水安全強化策が求められると考えますが、今後の具体的な対応についてお聞かせください。
5.国際交流について
次に、国際交流についてであります。
本年1月、山野副議長を団長とする金沢市議会大連市友好訪問団の一員として、中国大連市を訪問して参りました。
そこで、この訪問を通じて感じた、これからの国際交流についてお伺いいたします。
今回の訪問は、大連大学に開館した「金澤館」の視察と、大連港をはじめとする様々な施設の見学、そして、大連市に進出した金沢にゆかりのある企業・団体を訪問し、両市の交流をさらに推進することを目的として行われました。
![]() ![]() 多摩川図書館の本がリユース |
大連市主催の歓迎夕食会においては、なごやかに会話が進む中で、黒沢議員の詩吟や森議員の第九のバリトンソロなどもご披露いただき、より一層交流が深まりました。また、川議員も空手の模範演技をされるなど、現地の団体との交流も深めてまいりました。まさに「芸は身を助ける?」私も次回大連市に視察に行くときは、犀星の詩の一つでも覚えていかなければと人知れず心に誓った次第でございます。
この視察で最も強く感じたことは、国際交流といえども一番大切なのは一人ひとりの結びつきだということでありました。今回お世話いただいた石川県日中友好協会会長の古賀会長と元大連大学学長の趙亜平先生の交流から本市と大連市の教育・産業・学術文化交流が生まれ、民間交流が深まり、そして友好交流都市の協定を締結するにいたりました。この訪問中、趙亜平先生から「金沢友の会」を基礎として、「大連日中促進交流会」を設立したい旨のご発言をいただき、これから益々の交流を予感させる訪問となりました。
これからの国際交流の主役は、人や企業や大学であり、市はその結びつきを強めるような取り組みを進める。そんな実のある交流をもっと広げていきたいと考えますが、お考えをお聞かせ下さい。
ところで、大連市の日本語留学専門学校を視察に訪れた際に、「以前金沢に留学した時に、良くない印象を持ったまま帰国した学生が、帰ってからその話をしたために金沢の印象が悪かった」こと、そして「今は、楽しい思い出を作って帰国した学生が、金沢のまちの良さを、周りの人に伝え、それが口コミで伝染して金沢のイメージを良くしている」と言う話を伺いました。留学生の皆さんに、金沢というまちを好きになっていただくことは、金沢を世界に発信する第一歩でありますので、もっと金沢というまちに親しんでもらえるような取り組みも大切なのではないかと考えます。本市では、既に医療費の助成や留学生向け生活ガイドを発行するなど生活面を支援する取り組みを行っておりますが、ふれあい交流として、例えば玉川こども図書館には、世界の絵本がありますので、留学生の皆さんと子供たちが、絵本を通した交流をはかるなどの取り組みを行ってはいかがでしょうか。御所見をお伺いいたします。
―大連市視察の写真はこちら―
6.交通政策について
次に、交通政策についてお伺いいたします。
東海北陸自動車道が開通し、観光バスや自家用車で金沢市を訪れる観光客の皆さんが増えております。加えて国において、乗用車における高速道路料金の値下げが検討されており、今後、観光に車を使われる方の益々の増加が予想されます。
既にひがし茶屋街を訪れる観光客の皆さんの乗った観光バスが、市営の「東山観光バス駐車場」に入りきらず、国道359号線で路上乗降する光景が散見されます。本市では、この対応の為に臨時の整理員を一人配置いたしましたが、なお路上でバスが列をつくっている光景はなくなっておりません。そこで、観光に来られる皆さんの自家用車も含めた構造的な対応も必要かと考えますがいかがでしょうか。御所見をお伺いいたします。
この質問は、昨年自民党金沢支部へ馬場校下の方からいただいた要望をきっかけに、問題意識を持ったものです。路上乗降は乗客の安全を考えた場合大変危険でありますし、近隣住民の皆さんの通行にも支障をきたしていることなどから、市にその対応を質したものであります。
今回、担当局長から「近年、観光バスの増加が著しい。適当な用地があれば拡充を検討したいとの答弁をいただきました。今後とも早期実現にむけて取り組んでまいります。
今後とも、自民党金沢支部は市民の皆さんからの問題解決にむけて取り組んで参ります。
ところで、今回の市長の提案理由説明において、長町地区の交通規制の効果を検証することが報告されました。この規制によって市道を通れなくなった車は当然国道を通るわけでありますが、並行して走る国道上には、昼間でも客待ちのタクシーや荷捌き駐車、またコンビニに寄るために駐車をしている車が多く、国道のスムーズな通行を妨げております。指導員がいる時は路上駐車する車はいないのですが、指導員がいなくなると、あっというまに駐車するといういたちごっこが続いております。
車を運転するのであるならば、交通ルールの遵守はもっとものことでありますが、本市としてもスムーズな通行の確保のための取り組みを行ってはいかがでしょうか。御所見をお伺いいたします。
7.のだめカンタービレ誘致について
![]() 2008/4/29のPhoto |
ラ・フォル・ジュルネ「熱狂の日」と名付けられた音楽祭が、今年もまた金沢に熱い一週間を運んで参ります。チケットの争奪戦も予想され、私もLFJ金沢フレンズに登録し、早速チケット争奪戦に参戦いたしました。
ところで、今、クラシック界で同じく熱い旋風を巻き起こしているのが「のだめカンタービレ」であります。世界7カ国以上で翻訳され、テレビアニメ化もされるほどの人気漫画で、日本のクラシック界の裾野を広げたと言われております。
この「のだめカンタービレ」は、オーケストラアンサンブル金沢の加入する日本オーケストラ連盟とも提携しており、ラ・フォル・ジュルネ公認アルバムも出しております。
日本全国、オーケストラは数あれど、ラ・フォル・ジュルネを開催しているのは東京と金沢だけでありまして、このご縁をぜひともいかしたい!と思うのであります。なんとか、主人公である「のだめちゃん」と「千秋真一様」にマンガの中で金沢に来て欲しい。そして、千秋様に金沢で指揮棒を振っていただき、全世界に金沢の音楽に対するこだわりを発信してもらいたい!と思うのであります。そこで本市として「のだめちゃん」と「千秋様」を招聘してはいかがでしょうか。
ルネ・マルタン氏がこの「ラ・フォル・ジュルネ」というタイトルこそ自分がクラシック音楽の分野で実現させたい夢、つまりクラシックで我々が出会う様々な境界を取り去りたいという思いにぴったりの言葉だとおっしゃっていましたが、のだめカンタービレで熱狂できますことを祈りまして私の質問を終わらせて頂きます。
一県民としての素朴な疑問・・・・・・・・・。
ところで、このラ・フォル・ジュルネは4月28日から始まるとのことですが、一般の人はこのオープニングのチケットを購入できない( 関係者のみにチケットを配る?)とのことでした。これってなんだか変じゃないですか・・・・・・・・・・・?













